”幸せになる” 読み聞かせとは?

 

 

 


「あなたはどんな気持ちで絵本を読みますか?」

 

絵本の読み聞かせをするとき、どんな気持ちでされていますか?

 

「こどもに本を読ませることはいいことだから読んでいる」
「こどもに言葉を覚えて欲しいから」

 

そんな気持ちで読み聞かせされる方も少なくありません。
こども想いのママ・パパにとって立派な考えですね。
そのとおり、こどもの知恵を育むツールでもあります。


ところで、
絵本は知育以上に、「こどもの幸せ」に大きな影響を与えるってご存知ですか?
今回は、絵本で得られる「幸せ感」のお話。
このお話は、子育ての早い段階で知っておくと、
こどもの人生にとってよりよい読み聞かせができるでしょう。

 

 

 

 

絵本はこどもに「幸せ感」を与えられる

絵本の読み聞かせがこどもに与える良い影響はたくさんあります。
その中で、私たちが一番に挙げたいのは、「幸せ感を得られる」ことです。

 

読み聞かせのとき、お互いに幸せを味わいながら触れ合うと、
親と子ども双方の脳内には、ある反応が起きます。
それは、脳内物質「オキシトシン」の分泌です。
「オキシトシン」が分泌されると、人との「つながり」「愛情」、など愛に包まれた幸せ感が生まれます。
読み聞かせをすると、親と子の両方に信頼感が生まれ、その積み重ねが一生に続く「親子の絆」へと成長していきます。

 

読み聞かせによって生まれた「幸せ感」は、こどもの将来にも幸せな影響をもたらします。
絵本の読み聞かせによって育まれた信頼関係は、
こどもにとって親は「安全地帯」という存在になります。
やがてそれは「人は信じられるもの」という考えの土台となり、他の人とのコミュニケーション、新しい環境に入るときも、自分から溶け込めるといった効果が生まれます。
これからの社会で求められる、コミュニケーション能力を育むきっかけを作れるのです。

 

 

 

「幸せ感」をたっぷり感じる読み聞かせ方法

 

では、「幸せ感」をたっぷり感じる読み聞かせ方法をお伝えします。

読み聞かせは、はやければはやいほどいいです。
赤ちゃんの頃から絵本を与えていきましょう。
とはいえ、「絵本を読んでもらって最後まで耳を傾ける」
という楽しみ方は、2才以降のことです。

それまでは、「赤ちゃんと一緒に絵本をみてゆったりといい時間を過ごす」
という想いでスタートしていただければと思います。

「読み聞かせ」というと、読まなくちゃ、聞いてもらわなくちゃ、
と思うかもしれません。
赤ちゃんの頃は、「一緒に絵本を見合う」という感覚でよいです。
「絵本の読み聞かせ」ではなく、「絵本の見合いっこ」ですね。

 

 

①「赤ちゃんと一緒に楽しめそうだな」と思った絵本を選びましょう。

②身を寄せ合い、「かわいいな」「愛おしいな」という想いを充分感じながら読みましょう。

③上手に読んであげる必要はなく、いつも赤ちゃんに語りかけると同じように、絵をみておしゃべりをしたり、
 絵本をなかだちにして、「親子が楽しむ」時間にしましょう。 


「幸せ感」を得られる読み聞かせは、こどもの心にずっと続く「人のぬくもり」という記憶を残します。
そして、いつまでも幸せな記憶となって、こどもの人生に永遠に続く力を与えてくれるでしょう。

 

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