こども古本店店主 中島ひであき 

 


(1981年10月12日生まれ)てんびん座・O型


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趣味

・絵本と紙芝居の読み聞かせライブ!

 

 

 

・一人旅 (自然、お城がすきです。)
・好きな食べ物 カレーライス、ドーナツ、チップスター

好きな絵本


安野光雅:「天動説の絵本」
たくさんのふしぎ:「ある都市のれきし」 
ふくだすぐる:「りんごがひとつ」
サトシン:「うんこ!」 「わたしはあかねこ」
斉藤隆介・滝平次郎:「モチモチの木」「花さき山」
いわむらかずお:「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」
その他:「うんちっち」「ばけばけばけばけばけたくん」「ケチャップれっしゃ」
「オニじゃないよおにぎりだよ」「まないたにりょうりをあげないこと」
「やさいさん」「いろいろばあ」
「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」「あめのひのえんそく」
「しゃっくりがいこつ」「しあわせならてをたたこう」
「ラブ・ユー・フォーエバー」

 

紙芝居:「おかあさんのはなし」 「おとうさん」

「とうめいにんげんになったどろぼう」「「ぬすびととこひつじ」
「かくれんぼ」「にらめっこしましょあっぷっぷ」
「ごきげんのわるいコックさん」

 

などなど。

 

☆メディア紹介

 ■2016年

 2月 CBCテレビ「イッポウ」にて紹介
 2月 中日新聞 尾張版のトップで紹介される。
 5月 NHK夕方番組「ほっとイブニング」にて15分の特集で紹介。
 5月 NHK夕方番組「ほっとイブニング」にて被災地・熊本への支援活動を紹介
 5月 中日新聞「ショッパー」にて一面で紹介
 8月1日~8月7日 無印良品名古屋名鉄百貨店からのご招待で、
    こども古本店の紹介展示と読み聞かせライブ。

■2017年
 5月 園と親子をつなぐコミュニティーマガジン「Lau」の「絵本の読み聞かせ・お話し会」
    特集の一面にて紹介

■2018年

    3月  情報誌「クレヨン」  表紙、巻頭特集にて紹介

   7月  FMいちのみや「あなたにアイタイム」に出演

 

☆こども古本店をひらくまでの話。

・祖父に大切なことを学ばせてもらった、少年時代。

・愛知県 旧・西春町で生まれます。 祖父は愛知県の豊川稲荷の参道で商売やっていました。
 豊川稲荷は、お正月には100万人もの初もうで客が訪れる、有数のパワースポット。
 祖父は、豊川稲荷の参道の隅で小さなおもちゃ屋をしていました。
 商売が下手な人で儲かっていませんでしたが、こども達に愛されていました。

  僕はこどもの頃からじいちゃんの店に遊びにいき、手伝いをしながら、
 小さな頃からお店の楽しさを学び、さまざまな体験をします。
 
祖父は、背中で僕に「人に喜ばれる商売をしなさい」と教えてくれました。


・古本屋さんで働く。

 
頭も悪く、とくにこれといった特技もない僕。
 唯一好きだったのは読書。そのため、町の古本屋さんでなんとなく働くことにします。
 その古本屋は昔ながらの店で、棚もきちんと整理されておらず、接客も暗い。
 
 しかしそんな店でも、わずかにしか用意していない絵本を目当てに、
    毎日のように棚をみにくる1人のお母さんと出会います。
 
在庫もあまりなく絵本も綺麗ではないのが申し訳ない気持ちでしたが、
 
そのお母さんの目は楽しそうで、こども達のために熱心に選んでいるのが印象的でした。


・大手の新古書店チェ
ーンに入社。

 その古本屋は3年後に閉店。
 その後、大手の新古書店チェーンに就職します。
 
23歳で三重県のとある店の店長となります。
 
「みんなに喜ばれるお店を創りたい!」
   という夢をもって取り組むも、
そこは、大赤字・閉店寸前のお店。 
 会社からは、「今すぐに利益、利益!」と求められます。
 現実の厳しさに夢を見失いそうになりますが、
 一生懸命、誠心誠意にやっていくうちにいろんな人がついてきてくださり、
 お店は黒字転換をします。
 26歳にはSV(スーパーバイザー)になります。

 
この時の経験が、その後のこども古本店の開業の原動力となります。

・2009年~ 「こども古本店」のアイデアが生まれる。

 
新古書店を退職し、書店最大手の紀伊國屋書店へ入社。
 児童書の担当者となり、絵本の知識を身につけます。
 最初は慣れなかったこども達にも、どんどん愛着が湧き、
 1年後にはこどもが大好きな大人になっていきました。
 「自分の店をもちたい」という思いがこの時までに強くなります。

 古本屋さんを経験する上で、どうしても忘れられなかったのが、
 数年前にみた「絵本を楽しみに毎日、古本屋にくるお母さんの姿」でした。
 そういえば、小さなこどもとお母さんが楽しめるような
    古本屋さんは世の中にはありません。
 
 「こどものための古本屋があってもいいんじゃないか?
  ないなら、つくってしまおう!」
 と考えました。
  

 ”こどものための古本店”を理念とする、
 
「こども古本店」のはじまりです。


・2011年~ 「ネット絵本屋 こども古本店」開業




(開業当初のこども古本店HPのトップバナー)

 

 紀伊國屋書店を退職し、2011年に「ネット絵本屋 こども古本店」を開業。

 
これまでの古本屋経験で、僕は絵本が多く捨てられている」
    ということに気づきました。
 
こどもがしっかり読みこなす絵本は、なかなか商品として扱いづらく、
 廃棄してしまう古本屋さんが当時は多かったのです。

 じゃあ、絵本をクリーニングしたらどうか。破れていたら、修理したらどうだろう。
 手間ではあるけど、それを求めているお母さんやこども達はきっと、たくさんいる。

 そんな思いで生まれた「こども古本店」は、
 ”あたらしい本”ではなく、”あたたかい本”を皆さまにお届けしていきます。
  

 

・2015年~ 「移動絵本屋 こども古本店」開業

「ネット絵本屋 こども古本店」は開業してからさまざまな壁はありましたが、
温かいお客様に支えられ、おかげさまで全国・海外より多くのお客様に親しまれる、
絵本の販売サイトとなりました。

 

このとき、こども古本店のある北名古屋市にあった大型書店が閉店します。
僕自身が生まれ育った町。
かつてはいろんな本屋さんがあったこの街に、
ついに本屋さんがほとんどなくなってしまいました。

 

思い起こせば、私たちがこどもの頃、街には本屋さんが溢れていました。
しかし、今や書店のない地域は332市町村(2014年現在)にものぼり、
親からこどもに絵本を読み与える環境が、少なくなっているのです。

 

”こどもが絵本を買いに来るのを待つ絵本屋ではなく、
こどもがいるところへ絵本を届けにいく絵本屋を”

 

日本で初となる絵本専門の移動販売車
「移動絵本屋 こども古本店」の誕生はここからはじまります。



 

  (移動絵本屋 第1号車「そらいろ号」)

  
 移動絵本屋の制作は、1年がかりのプロジェクトとなりました。
 現在の形になるまで、さまざまな車が試されました。

 ・ベビーカーを引いた親子がそのまま絵本選びを楽しめる
 ・保育園や幼稚園でも、どんなところにでも行ける、コンパクトな車。
 ・誰でも運転できる手軽さ。
 ・移動中の振動にも本が傷まない工夫。
 ・こども達に夢を与えられるデザイン。

 さまざまな条件から試行錯誤し、第1号車が誕生します。

この車の制作にあたって、山もあれば谷もあり、
雨の日もあれば晴れの日もありました。
そんな経緯をたどって、ようやく完成をしたこの車をみたとき。
まるで長い長い山を登ってはじめて空をみたときのような、
晴れ晴れとした気分で喜んだのです。
そして、空のように広がる未来を感じました。
この空を、こども達にも見せたい。
そんな想いで、「そらいろ号」と決めました。

 

 

・”絵本の楽しみをもっと多くの人に!” 読み聞かせライブの挑戦。


前例のない取り組みに、”本当に大丈夫だろうか・・・”
とハラハラしながら開業した「移動絵本屋 こども古本店」も、
皆さまのおかげさまで、予想以上のスタートをきり、
さまざまな場所で話題をよび、多くのお客様が訪れる現象が起こりました。
開業1年目は、さまざまなテレビ局、新聞からの取材がありました。


私たちが移動絵本屋をしながら気づいたことは、
「さまざまなメディアが溢れている今、
 多くの人は絵本を読まなくなっている」ということでした。
それが本屋の外でおきている現状でした。

ではどうしたらよいか?
普段、絵本や本とふれていない人に、
「絵本ってこんなに楽しいんだ!」と思ってもらえる機会をつくればよいのでは。

それが大人もこどもも一緒にたのしめる、絵本の”双方向性”を活かした
エンターテイメント。
「絵本の読み聞かせライブ!」です。


 

絵本の読み聞かせライブでは、こども達との会話を楽しみながら、
ときに歌い、踊り、大人とこどももすべての人が、
絵本の世界を楽しみます。

この読み聞かせライブを提供するために、
アナウンサーの話し方、お笑い芸人のトーク術、朗読、紙芝居、
さまざまなプロの”話し方”を学びました。

 

・そして、これから。

こども古本店は、まだ開業して間もない”少年の店”です。
その途中でいろんな壁はもちろんありました。
くじけそうなこともありましたが、
「壁を頑張って乗り越える大人の姿をみて、
こども達は夢をもってもらえる」
と思いながらがんばってきました。

「こども古本店」は、こども達に笑顔と夢を与えられる店を目指します。

 

 

 

 


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